名字の言ブログ

聖教新聞の名字の言を毎日載せていきます。

名字の言 良き出会いが幸福の土台に

2022年7月9日
 
 岐阜県の小さな町に、人々が気軽に集い、「ここに来るとホッとする」と親しまれる飲食店がある。今は、コロナ禍での営業で少し寂しいが、店主の女性は至って意気軒高。「いろいろな方と出会えたのが私の財産です。友人の数だけは誰にも負けません」▼草創期に活躍した母の背中を見て育った。「自分の決めた道を真っすぐに貫く人でした。人間が本当に大好きで、相手のためなら何でもしてあげる人でした。自慢の母です」。親の心を受け継いだのだろう。地域の人から「お母さんと一緒だね」とよく言われると笑う▼彼女に大きな影響を与えた人がもう一人いる。兵庫県で飲食店を営む女性で、信心根本に進む不撓不屈の人。岐阜の女性は「その方の半生を伺いました。広布一筋に生きる人生の素晴らしさに感激し、ものすごい生命力に圧倒されました」▼この出会い以来、彼女は生まれ変わった。「私が創価学会」との自覚が一層、強くなり、何があっても微動だにしない自分に成長した。「あの人は何でも一生懸命だから、皆に好かれるんやろうね」と兵庫の女性▼池田先生は「人間関係には、その人の境涯が表れる」と語る。良き出会いを重ねた分だけ、境涯は広がる。人生の幸福の土台は構築される。(側)